音がするということは、何かが移動(いどう)したり、ほかのものと ぶつかったり、ふれたり、こすれたりしているんだね。たとえばギィギィと音がしたとき、あるいはガタッと音がしたとき、きみは何が音を出しているのか
想像できるかな。ドアの音かな、それとも・・・何だろう、考えてみて。
話をもとに戻すと、コロコロカラリンコロコロコロ、コロコロカラリンコロコロコロは金属の屋根の上を、小枝が風によって、行ったり来たりして出していた音ということが
わかった。その小枝がどんな動きをしていたのか考えると、とても楽しくなってきた。風と小枝と屋根がみんなでつくった音なんだ。そこでじいちゃんは、コロコロカラリンコロコロコロ、コロコロカラリンコロコロコロを絵にしてみようと思いついたんだ。幾度(いくど)も、幾度もためしてみて、何枚も、何枚も描いていって、ようやくコロコロカラリンコロコロコロ、コロコロカラリンコロコロコロの絵ができた。けれども
まだ終わりじゃない。また描いているんだよ、コロコロカラリンコロコロコロ、コロコロカラリンコロコロコロを。
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